要因!
PINGやTRACEROUTEなどでサーバーへのアクセス速度をはかった場合、日本から米国のサーバーにアクセスするタイムラグは約200ミリ秒弱です。しか
しながら、ブラウザ
からホームページをアクセスした場合、パケット転送速度以外にも影響力の強い要因が数多く絡んできます。中にも、サーバーならびに訪問者のPCのスペック
、プロバイダやバ
ックボーンの回線状況、その他サーバー自体の負担、ページ自体の重さ・複雑さなどが上げられます。
特にドメインからIP情報を取得する際に行うDNS検索が時間を要します。これはどのサーバーにアクセスするのかをドメイン名から特定するのに毎回行う作業です。この
作業に大抵1秒から15秒かかりますが、接続先のサーバーの場所とはまったく関係ございません。
国際電話と市内電話を比べた場合、特に国際電話の場合は声が届くのに時間がかかるという風に感じたことはないと思います。サーバーの場合もほぼ同じ現状だと思
われます。
補足:
PINGやTRACEROUTEはパケットの転送速度、および軌跡をを調査するのには不可欠な道具です。ネットワークのトラブルシューティングなどには非常に有効ですが、パケット
の転送速度だけではホームページのアクセス速度ははかれないということだけをご理解いただければ幸いです。
超早い!
たまにサイトによっては表示が超!速い場合があります。しかし、どこからアクセスしてもどこのサイトよりも速く表示されるサイトは存在し得ません。異常に速い場合は、ア
クセスしているプロバイダと同じバックボーン、もしくはすぐとなりのバックボーンにサーバーが接続されている場合などがございます。残念ながら、他の訪問者の方も全員同じ位
置からアクセスするわけではもちろんございませんので、結局はみんな違うというのが現状です。
超遅い?
サイトの表示が異常に遅い場合もあります。この場合、もし「接続中」の状態で停止している場合、DNSの問題の可能性がございます。これはレンタルサーバーとはあま
り関係なく、プロバイダや付近のDNSサーバーの遅さによるものです。多くの場合は一時的なものか、運悪く後回しにされたり、混雑して処理落ちしている状態でアクセスした
、などが考えられます。
また、サイトが表示されてからのダウンロード速度が異常に遅い場合、バックボーンがダウンしてる場合が多くございます。これは日本のバックボーン、海外のバックボーン、
どちらでも途中経路で頼りにされているバックボーンが混雑したり、トラブルを起こしている場合に影響がでます。このような状態を防ぐためには、プロバイダとサーバー会社の両
方で複数のバックボーンに同時接続する方法がもっとも効果的ですが、もちろんこれにはお金がかかりますので、業者によっては控えています。価格だけやたら安い場合などは
ご注意ください。
比較!
人気サイトやメジャーなサイトは既に訪問者が大量にいるために、アクセス速度が低下します。また、会社によっては日本語サイトを米国サーバーに置くものも存在します
。これは管理を楽にしたり、費用の節約に使われる手段です。さらに利用プロバイダの回線状況によって海外へのサイトのほうがアクセスが早かったり、近所のサイトが遅かっ
たりします。
結論!
サイトのアクセス速度は実際にブラウザで確認するのが一番です。そしてページの再読込み(更新)を繰り返したり、リンクを素早くクリックしつづけるなどで確認するとよい
でしょう。こうすることによって実際に速度を体験できるからです。
このような比較法で大手サイト国内サイトや海外サイトをいろいろ比較してみてください。実際に海外だと絶対に遅いとか、国内だと絶対に速いとかございますか?結局
はサーバースペック、同時アクセス数などの未公開の要因が多すぎて、遅さや速さの原因が判断できないのではないでしょうか。
弊社のサーバーはスペック、アクセス数ともに制御し、常に快適な環境に保たれております。残る要因としましてはプロバイダとの相性や大手バックボーンの混雑状況など
ですが、これらは私たちのみならず、誰にもどうすることのできないインターネットの根本的な性質であることをご理解いただければ幸いです。
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